ヘレンは絵本のイラストや商品パッケージのデザインなどを手掛ける、ウクライナ出身カナダ在住のペインターさん。下書きをせずに筆でペイントするので、アウトラインがありません。
彼女のブログ(Orange You Lucky!)に載っている画像を何枚かご覧になると、スタンプしてアウトラインの内側に色をつけたものとはまったく雰囲気が異なることがお分かりいただけるかと思います。
凸面(インクのつく面)と凹面(つかない面)のみで構成されるというスタンプの性質上、ヘレンのペイントの雰囲気に仕上げるのはノーラインカラーリングをしない限り難しいと感じます。
そこで私が思いついたのが、「だったらアウトラインをスタンプするインクも色のひとつと勘定しちゃおう!」。コバルト色のインク【CP】を使い、それを1色として配色を考えたのが、これでした。
それぞれ2色で塗っていますが、表面積で言ったらインクのコバルトが一番広いのではないかな?ということで、コバルトが映えるような色の選び方をしています。
リースの全体の重さ(実際の重量はないけれど、目で感じる重さ、ビジュアルウェイト)を均一にするため、ストライプになっている部分は1本おきに塗っています。
こちらはイエローをレッドに変えたバージョン。
ピーチを合わせたものは、2色のように見えるけれど実はグレーもしっかり入っているのでした。
使ったのは、Enveloper Gentle【CP】のスタンプとダイ。
トラさんも可愛いのです!
Enveloper Coffee【CP】のカップは凸面(インクのつく面)が広いので、ブラック以外のインクを使うことでますます「配色の一部」という感じになります。
やはりそれぞれに2色ずつ加え、合計3色で仕上げています。
ラインが太いので、すーっとマーカーの先でなぞるだけで埋まっちゃう。しかもはみ出す心配もあんまりなくて、かなりのスピード仕上げが期待できます(笑)。
去年の暮れにワッフルフラワークラフトのニナから届いたホリデーカードにもヘレンの新作が使われていました。
Enveloper Me【CP】です。
ごく薄いベージュのインクでスタンプした上を色でなぞって隠すという、見るからに緊張しそうなテクニックが使われています(ビデオ)。
かわいい!けど、私にはこの忍耐力はないわ(苦笑)。
もちろん黒のインクでパキッとスタンプしてもOK!Enveloper Little Birdie【CP】を使っています。
今年の1月にはご本人とお話しする機会にも恵まれて、ますますファンになっちゃいました。
ヘレンにサインを入れてもらったワッフルフラワークラフト の最新カタログは、抽選の結果、東京都世田谷区のKI様と千葉県香取郡のYN様のお2人に送らせていただきました。
大変多くのみなさまにご予約購入いただけましたことを感謝しております。明日から通常発売の開始です。どうぞよろしくお願いいたします!
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