今日は予定を変更して、スタンプに大変便利な道具をご紹介したいと思います。
私はスタンプが大好き。中でもウッドブロックにマウントされたレッドラバーのスタンプが特に好きです。
持っているたくさんのウッドマウントのラバースタンプを見ていると、ヒーローアーツの商品のクオリティの高さに気づきます。
ラバーとウッドの間に挟まれたスポンジの層のしっかりとした厚み、ウッドブロックを掴んだ時に指が収まる左右の滑らかなくぼみ。
そして私がいつもすごいなあと思うのが、カッティングとブロックのサイズです。
デザインギリギリにほぼ輪郭に沿ってハンドカットされているので、強く押しつけたり傾いたりしても余計なところにインクがつくことがありません(というよりつきようがありません)。
右上のクジラさんは夫によってフカフカのピグメントインクのパッドにぐいぐい押しつけられてウッドにまでインクがついていますが、もしもこれがギリギリカットでなければラバーの切り口あたりにインクが付いて押した時に写ってしまっていたことでしょう。
私は気になるところはクラフトナイフで切り落としたりしていますが、ヒーローアーツのスタンプでそれが必要だったことは一度もありません。
そしてウッドブロックのサイズ。これまたギリギリサイズなんです。
ウッドブロックのサイズがほぼデザインのサイズなので、伏せて真上から見た時にどこにスタンプされるか分かります。
去年の春のカードキットに使ったハナミズキのスタンプも、ギリギリカットのぴったりブロックサイズであるがゆえにこのようなテンプレートでのポジショニングが可能だったのです。
個体差がない(あってもごくわずか)であることが大前提でなければ、このようなキットを100個も作ることは出来なかったはずです。
ヒーローアーツのウッドスタンプを心から信頼しており、好きなデザインもたくさんあるのですが...
ペーパーソース、イエローアウルワークショップ、グリッツデザイン、ペニーブラックと、他のブランドにもかわいいものがたくさん。
ラバーがギリギリカットでないからと言って、またはウッドブロックがオーバーサイズだからと言って、避けてしまうにはもったいないかわいいスタンプがいっぱいなのです!
もう一度ヒーローアーツのスタンプの写真を見て比べると、私のお伝えしたいことがよくお分かりいただけるかと思います。ゴム面よりもブロックがうんと大きくて、ゴム面を下にしてしまったらどこに押されるかドキドキですよね。
そんなスタンプでも確実に押したいところに押せるのが、スタンプポジショナーキットを使った場合です。
まず、ゾウさんを適当に押しました。
次にこのゾウさんに鼻でふうせんを持たせたいのですが、ヒーローアーツのようにギリギリカットではないために一か八かのトライアルになってしまいます。
鼻の先とふうせんのひもの先を確実にタッチさせたい場合は、スタンプポジショナーキットが必要です。
まず、L字型のスタンプポジショナーを平らなところに置き、アクリルスタンプシートの角をL字の内側の角にぴったりと合わせます。
使いたいスタンプにインクを付け、ブロックの角とL字の内側の角をぴったりと合わせてアクリルスタンプシートに押します。
このときダイインクだとはじいた感じになってしまう場合もありますが、場所さえ分かればOKです。
アクリルスタンプシートをスタンプしたいペーパーの上に重ねます。ゾウさんの鼻の先とふうせんのひもの先をタッチさせています。
アクリルスタンプシートが動かないようにおさえ、L字の角を合わせてスタンプポジショナーを戻します。
今度はL字のスタンプポジショナーをおさえ、アクリルスタンプシートを外します。
L字の内側の角とウッドブロックの角をきっちり合わせ、壁に沿って垂直に下ろすようにスタンプします。
押したいところに押せました!
ゾウさんに2つふうせんを持たせることにします。先ほど使ったアクリルスタンプシートをもう一度重ね、ポジショナーを設置してシートを外し...
同様にスタンプ。
確実に押したいところに押せました。
欲張って3つ!
イエローアウルワークショップのサーカスのスタンプセット【CP】です。
ファームのセット【CP】の短い柵も...
ひとつめを押して...
ふうせんと同様にアクリルスタンプシートに押して重ねて...
L字型のポジショナーを設置して...
アクリルスタンプシートを外して押せば、つながります。
こういうデザインのスタンプも、向きを揃えたり等間隔で押したりするのは意外と難しかったりしますよね。
スタンプポジショナーキットを使用すれば、解決です。
希望の角度で...
希望の間隔に。
去年のクリスマスカード作りにも使用していました。
鳥さんスタンプ【CP】でこのカードを作った時も、確実に決めた位置に押したかったのでスタンプポジショナーキットを使用しました。
ポジショニングなんて必要なさそうなこのカードにも実は使っているんです。
そこでスタンプポジショナーキットを使い、同じところを同じ色で2、3回押してみたのです。
ちょっとの手間でポップな背景に真っ黒な黒猫さんが実現したわけです。
フラミンゴさんのシルエットも同様に。
細い脚もずれることなく、ボディに入ったナミナミ模様もふさがったりしていません。確実に1回めと同じ位置に重なっている証拠です。
かなり前、EKサクセスのプラスチック製のものを使っていたこともありました。でもふわふわと軽く、L字の一辺も短くて合わせにくく、シートもクリアでなくすりガラスのように曇っていたので、私の中では便利ツールとして定着しませんでした。
今日ご紹介したものはある程度の重量があり、L字の角が深いので向きも選ばず、シートがクリアなので大変使いやすいです。
シートがアクリル製なので、インクが沈着しないのもいいところです。スタンプクリーナー【CP】で拭けば新品同様のクリアさを保てます。
スタンプポジショナーキットがあるとウッドマウントのスタンプの楽しみが広がります。今週金曜日発売予定です。
明日はミニアルバムの続きです。ぜひ見てね。
No comments:
Post a Comment