Monday, February 11, 2019

ホーランド・アメリカライン、ユーロダムで行くメキシカンリビエラクルーズ、Day 2 (終日航海)

クルーズ旅行のレポートの続きです。今日は第2日め。1月27日(日)の夕暮れ時にサンディエゴを出港したユーロダムは、翌日28日は停泊することなくひたすら太平洋沖をバハカリフォルニア半島に沿って南下します。


海の真ん中で目覚める贅沢と言ったら!


今回の7泊の船旅には、夫の言うところの「1日中船に閉じ込められる」このような終日航海日が3回ありました。船の旅に乗り気でなかった夫を半ば無理やり説き伏せてウンと言わせたという意識があった私は、この日が勝負!と、実はやや緊張気味で朝を迎えます(笑)。

前日、素晴らしい夕焼けを見た後は、船の明かりの届くところまでしか波の見えない、どこまで海でどこから空なのかも分からないくらいの真っ暗闇、っていうか、もう窓の外は黒そのもの。

私が「真っ暗だね〜」と言うと、 勝ち誇ったように(笑)、「だから言ったでしょ、陸地が見えなくなったらもう昼は青、夜は黒、それ以外ないんだってば」と夫。海軍兵時代のホームシックとか思い出して沈んじゃったらどうしましょ、と心配していたのです。

前日の夜に部屋に届いていたこの日のスケジュール表を見てみると、翌日から寄港するカボ・サン・ルーカス、マサトラン、そしてプエルト・バヤルタの3都市のハイライトを紹介するツアープレゼンテーションが。十分に間に合う時間だったので、着替えをして会場のメインステージへ向かいます。

クルーズを予約した時点で「寄港地でのツアーの申し込みはお早めに」とメールが来ていて、実際に出発前から予約することも可能だったのですが、私はギリギリまでリサーチしたかったので3都市ともとりあえずフリーにしておいたんです。

寄港地では、クルーズ会社が地元のツアー会社と契約をしてさまざまなプログラムが用意されています。いわゆる名所を回るようなバスツアーもあれば、クジラウォッチングやスポーツフィッシング、スノーケリングやダイビング、 クッキングクラスやテキーラ工場見学など、目的が特化したツアーもありました。

そういったツアーを利用せず、船を降りてお買い物をしたりビーチでのんびりしたりとフリータイムを楽しむ人たちも多いようです。中には「近くに友人が住んでいるから訪ねてくる」なんていうご夫婦もいらっしゃいました。決まった時間に戻ってくるならば行動は自由です。

トラベラーズノートブックにあれこれ書き込んで情報集めをしていた私と違い、夫は電話口で誰かにもうすぐクルーズに行くんだと話すたび、私に「ねえ、どこへ行くんだっけ?」と聞かなくちゃ都市名も答えられないくらいの無頓着具合。

しかしプレゼンテーションに参加して、急に楽しみになってきた様子です。積極的に、この日はこのツアーに行って…と仕切り始めます(ホッ・笑)。

お昼ご飯を食べながら、あれこれ相談。

この日も初日同様、気軽なビュッフェスタイルのレストランに行きました。クルーズ中、このレストランもテーブルサービスのフォーマルダイニングルームも何度も利用しましたが、思い返すと実はいちばん美味しかったかもしれないのがこれ。


サテ以外、名前も覚えていないけれど、インドネシア料理です。ビーフをココナツミルクで煮込んだものが本当に美味しかった!ホーランド・アメリカラインにはインドネシア人のクルーがとても多いので、お味も本格的だったのかもしれません。

夫はまたまたビーフとポテト。スウェーデンのお料理だと言っていました。どこへ行っても選択肢にあれば必ずお肉とじゃがいも。この人アメリカ人だったんだわ、と感じる数少ない瞬間です(笑)。



お昼の後は、決めたツアーの申し込みをしに11階のデッキのツアーデスクへ。バー、ラウンジ、図書エリアなどが併設されています。船の最上階の先端部分、セレブ感がすごい!


ここはいつ行っても人気で、ラウンジチェアは本を読む人たちで占領されて空きは一度も見つかりませんでした。

ガラスが反射しちゃっているけれど、伝わるかしら、このクルーズしてますっ!感(笑)!


プールのある9階デッキの先が見えています。

夕方はスパ(温泉)のハイドロプールへ(画像はクルーズレビューサイト、cruisecritc.comより)。人肌よりちょっと温かいくらいの大きなジェットバス。これがホント、最高でした!


前日の夜に初めて行ってとても気に入ったので、贅沢かなとは思いつつ、せっかくなので7日間のパスを買ってしまったのです。使い放題のパスを買ったら毎日行くよね!

ボコボコと泡の出るぬるめのお湯に45分ほど浸かってリラックス。シャワーもスパ内にあるので、部屋のバスルームでシャンプーしたのはたったの1回だけでした。

だって着替え室からもこの眺めだもんね!


あっという間に日の入り時間。「ベランダに三脚を立てて夕日を撮る」のが夫にとっての男のロマンだったらしく(笑)、クルーズ旅行を予約して以来、「三脚、持っていくよね?」と何度も確認していた夫。ミッション完了(笑)!



コントラストが本当に美しい。24時間海の上にいると、この最もドラマチックな時間帯がどれほど短いかと言うことに気づかされます。



日が暮れたら、ディナーに行く身支度を。この日はフォーマルディナー!


前菜、スープまたはサラダ、メイン、デザートのコース料理も、クルーズ料金に含まれます。クルーズ中、朝昼晩と毎食フォーマルダイニングルームで食事をしても、ビュッフェ式レストランで食事をしても、料金は一緒ということです。

船内専用のアプリにその日のダイニングメニューが掲載されるので、それを見てどちらに行こうか決められます。 

「アイスクリーム3スクープとマカダミアナッツクッキー6枚」で食事を締めたい夫にとっては、ダイニングルームに用意されたフォーマルなデザート(大きなお皿の真ん中にちょこんと乗った小さなケーキとか)は物足りなく、ビュッフェ式のレストランを好んでいました。

コース料理は時間がかかるので、食事の後にショーを見たりゲームに参加したい時なども、フォーマルダイニングを避けてビュッフェに向かいました。 食材の質などは変わらなかったように思います。前菜などはまったく同じメニューもありました。

背景の雰囲気、伝わるかしら?優雅な時間がゆったりと流れています。


私はコガネガレイのソテーを、夫は珍しくお肉&ジャガイモではなく、ベジタリアンのパスタ料理を。私は白ワインも飲んで、とても美味しくいただきました。

コース料理に時間がかかり、8時のショーを見逃してしまったのだけれど、10時から2回めがあると聞いてホッ。さっそくメインステージへ。3階仕様の立派なステージです。


コメディマジシャンのショーなんだけれど、アシスタント(?)のワンちゃんが可愛すぎました!


毎晩8時と10時からショーがありましたが、どれも予想以上のハイクオリティ。これらも料金に含まれているので、考え方によってはクルーズ旅行はお得ではないかな?と思います。

ショーの後、ステージからエレベーターホールまでの通路でもピアノ歌手のコンサート。


別の場所ではカルテットがクラシックの演奏をしていたし、夜はブルースのクラブもオープン。音楽三昧の旅でもありました。

部屋に戻るとお掃除とベッドメイクとタオル交換がされていて、ベッドの上では翌日のエンターテインメントのスケジュール表と共にタオルアートのアニマルが待っています。この日はゾウさんでした。



次回は最初の寄港地、カボ・サン・ルーカスに上陸です。また見てね!



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