今から始めて間に合うの?と思うでしょう?
実は今年はお気に入りのキットが3種類もあるので、それに頼っちゃおうと思っているのです。
スタンプカーニバルの準備と練習、そして本番2日間で何度も何度も作ったので、もう目をつぶったままでも作れちゃいそうなキットです( 笑)。
ご予約をいただいて追加制作しましたが、それぞれ少し多めにご用意しましたので、受付期間に間に合わなかった方や終了後に気が変わった方にもご購入いただけます。
さて、昨日はカタログで見て一目惚れだった、ヒーローアーツのバックグラウンドスタンプでクリスマスカード作りに挑戦いたしました。
ウィンタースパークル【CP】。 カードと同じサイズの大判スタンプです。
白のカードストックに白のパウダーでヒートエンボスをして、インクブレンディングツールでインクを3色こすり、さらにその上からゴールドのスプレーを。
自分では「華やかでいいんじゃない?」と思ったのですが、 フェイスブックに書いた通り、夫には「レゲエクリスマス?」と不評。
そのあと何バージョンか経て、こんなカードに仕上がりました!
白のカードストックに白のパウダーでヒートエンボス、まではレゲエクリスマス( 笑)と一緒。
そこからはインクブレンディングツールでの着色ではなく、3色のスプレーを吹き付けました。
使ったのは、ハイディスワップのチェリー(赤ピンク系)、マスタード(黄色)、ティール(ブルー系)の3色なんだけれど、混ざったところがパープル、グリーン、オレンジ に見えて、大満足。
しかもハイディのミストはキラキラがたーっぷり入っているので、それだけでホリデーモードです。
やじるしのクリップはフレックルドフォーン。
オレンジ【C P】がほんの少しだけまだあるみたい。
たくさん集めちゃったのに普段それほど使いこなせていないピカピカのシークインやコンフェッティ(穴のないもの)も、クリスマスカードには乗せやすい。
クイックスティック【CP】のおかげで欲しいサイズや色を拾うのがとても楽になりました!
ペン先から練り消しのようなペタペタ素材が頭を出しているスティックです。潤いのないオバサンのパサパサ指には、手元にあると何かとありがたいツールです(笑)。
ゴールドのスプレーを吹きかけただけのもの(左)、 ブレンディングツールで1色だけで着色した上からゴールドのスプレーをしたもの(中)、そしてレゲエクリスマス( 右)。
どれも気に入ったので全部採用しちゃいます。
初心者さんには「?」なテクニック名が入っていたでしょうか?
ヒートエンボスとは、ペーパーに乗せた専用の粉を熱で溶かして定着させることによって凸凹をつける手法です。
「エンボスパウダーとヒートツールの使い方」で詳しくご説明しています。
ヒートエンボスした部分は水分を弾くので、ペーパー全体にインクをつけると画像が浮いてきます。
その性質を利用して、今回はインクブレンディングツールとスプレーインクでの着色を併用しました。
インクブレンディングツールの詳しいご説明と使い方は、「オタクの仲間入り?ついに私もレンジャーのインクブレンディングツールデビュー!」に書いています。
「オタク」とかひどいこと言っていますけれど(苦笑)、これ、実はずっと私の中では「筋金入りの本気スタンパーさんたちのお仕事道具」という位置付けで、手を出しちゃいけないような存在だったのです。
しかし今ではなくてはならない必需品に。我が家では、私よりも夫が好んでよく使っています。
リンクしたヒートエンボスの記事はもう4年も前に書いたものなので、道具や材料をご説明しながら簡単におさらいしようと思います。
わかりやすいように、ペーパーを黒に変えています。
まず、ペーパーを静電気除去剤の入ったバッグ【CP】でこすります。
こするというか、トントンと軽く叩くというか。エンボスパウダーは大変細かく、必要以外のところに付着してしまうと静電気がしつこくてなかなか落ちないのです。
なので、粉をたたいて振りかける前に付着を防ぐというわけです。付着しても、このひと手間で余計なところの粉が気持ちいいくらいスルンと落ちます。
黒や紺、赤など、濃い色のカードストックに静電気除去剤をこすると白っぽく曇ってしまうことがあります。
熱で エンボスパウダーを定着させた後なら強くこすって払っても平気ですので、この時点で白っぽくなっていても問題はありません。
ハーッと温かい息を吐きかけた手のひらで覆うようにこすると、湿り気でクリアなカードストックの色が戻ります。
インクは、バーサマーク【CP】を使っています。
ウォーターマーク用のインクで、つまりはペーパーに油のしみをつけるような効果を得るためのものなのですが、ネッチネチに粘度が高いので熱を加えるまでの間パウダーをホールドしておくのも得意なのです。
普通にスタンプするようにインクをつけます。
インクパッドよりもスタンプが大きい場合は、スタンプのゴム面を上にしてテーブルに置いてインクをつけ、版画のように上からペーパーをかぶせて押しています。
エンボシングパウダーはヒーローアーツのホワイト【CP】を愛用中。
逆さまにすれば余計なパウダーはさーっと落ちるので、重みで定着させるくらいの気持ちで( 笑)たっぷり乗せてしまってOKです。
静電気がしつこい部分は、指で裏からピンッ、ピンッとはじけは落ちるはずです。
インクがついちゃった結果として付着したパウダーは、マニュアルで落とすしかありません。
私は筆で払っています。
ヒートツールは、ドライヤーみたいなものです。
…が、ドライヤーでは代用できません。風は強すぎ、熱は足りず。ヒートエンボスには、専用のヒートツール【CP】が必要です。
トースターやアイロンを駆使してもエンボシングパウダーは溶けるようですが、ヒートツールはインクやノリを早く乾かしたい時などにも手元にあると便利です。
黒いペーパーにくっきりと映える白いエナメル質の文字。
これも採用しちゃおう(笑)。
ブラウン家のクリスマスカード作りは続きます。明日は夫のカードも登場します。ぜひ見てね。
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