Wednesday, January 7, 2015

リクエストにお応えして…ブランクカードキット発売決定/イエローアウルワークショップのインクパッド全12色発売のおしらせ

イエローアウルワークショップのスタンプを初めて買ったのが、2013年のクリスマス前。

北欧風のお馬さんのスタンプセットでした。


ペーパーソースの店頭で目がハートになって、これは即買い。帰宅してブランド名を検索するうち、どうにもこうにもはじけてしまったのでした。


スタンプのデザインの好みだけで選んだんだけれど、この右下のカセットテープのスタンプが、アクティビティキットと言ってインクとえんぴつ付き。



最初は「シャドウインクに敵うものはない」なんて言ってオマケくらいに見ていたんですが、繰り返し使っていくうちにだんだんと好きになっていきました。

とくに最新リリースのミニインク2色付きのパターンスタンプのシリーズを手にしてからは、「全色揃えたい!」という欲望(笑)がうずうずうずうず…

で、昨日、とうとう届きました!





眠気で倒れそうなのに、待ちきれずに試し押し。早くみなさんにお見せしたくて、フェイスブック(from MB in SD - Mariko Brown)にもアップしちゃいました。

色名を書き加え、スキャンして、より実際の色に近づけるために補正をしたサンプルがこちらです。

全12色。


イエローアウルワークショップのインクは、シャドウインク、ディストレスインク、アーカイバルインクと同じようにダイベースです。

乾きが早く(普通紙であれば即乾きます)、ペーパーにインクが染み込んで定着します。

私の大好きなシャドウインクとの違いは、発色がかなりダイレクトなまま保たれることです。

シャドウインクは時間が経つとなじみ、クリーミーでパステル調のやさしい色味に変色します。そして、それと同時に色ムラが補正され、ポツポツと白く残ってしまった部分もきれいに埋まります(つまり失敗が目立たず、初心者さんにオススメです)。

イエローアウルワークショップのインクもダイベースなので、押した瞬間はかなり濃いのですが、徐々になじみます。しかし、シャドウインクほどの変色は見られません。

シャドウインクは失敗知らずで使いやすいけれど、最大の特徴である「パステル調に柔らかく変色」を「色が褪せる」と短所に感じられる方には、イエローアウルワークショップのインクパッドはお望みのものかもしれません。

全色揃って明日発売です!

さて、今日はもうひとつ新しい商品をご紹介したいと思います。私と夫のコラボレーション商品(?)です。

2012年12月のクロップパーティーオープン以来、何度かカードキットを発売させていただきました。

そのたびに、購入くださった方々から、「キットのカードだけ単品で買い足せませんか?」というリクエストがあるそうです。

ペーパーを規定のサイズにカットする、スコアリングボードで 一枚一枚すじを入れてふたつ折りにする、枚数を数えて封筒とともに袋詰めにする、というのは、とても時間のかかる作業です。

スタンプとセットになったキットの場合は、カードのデザインを考え、上手く作るコツなどを含めたインストラクションを書き、アレンジ例などもできる限りご提案し、また、写真付きの詳しい作り方もブログでお見せしています。

キットは素材というよりコンセプトとして販売しているので、3枚分の材料を1,500円ほどの価格設定でご提供しています。

購入下さるみなさんもそれを納得してくださっていますので、ありがたいことに「カード1枚500円なら市販のを買ったほうが安い」などとおっしゃる方もいません。

しかし、もしも使用例のないブランクカードだけが1枚500円だったらどうでしょうか?私なら買いません。いくら最初からカットされていて便利だからと言っても高すぎます!

お客様からのリクエストがあった、とお聞きするたびに、「時間を見つけて作りましょうか?」と言っていたんですが、ふーこ店長には「真理子さんの時間がもったいない」、「高値を付けられる商品ではないので、アメリカからの送料で赤字になるかもしれない」と却下されていたんです。

しかし、去年のスタンプカーニバルでお客さまたちとおしゃべりをしながらワークショップをしていて、あることに気づきました。

すでにふたつ折りになったカードや、あとはスタンプをして表紙に貼るだけになった本体よりひとまわり小さくカットされたスタンプ用のペーパーがどんなにうれしいか、ということです。

トリマーをお持ちでない方には、特にすでにカードになったペーパーからスタートできることが都合が良いようです。

どのブランドのどのタイプのトリマーにしようか決めかねている、サイズがネックで見送っている、という方のほか、まだお子さんが小さくて歩き回るため、万が一を考えて意図的にトリマーは持たないという方針の方もいらっしゃるようでした。

ブランクカードのキットには需要がある。でも価格はあまり高くできない。私にもそれほどの時間的余裕がない。

そこに登場したのが、通っている大学が冬休み中で「何か手伝うことはない?」と1日中私にまとわりついていた夫(笑)です!

「一緒にやれば時間が半分で済む」、「学生になり、収入が激減して自由になるお金の少ない夫にもお小遣いが入る」と、初めて材料だけのカードキットを企画いたしました。

ふたつ折りのカードだけならヒーローアーツやローンフォーンからも出ています。しかし、MB&RB(Mariko Brown & Ron Brown)流のキットならもっと気軽にカード作りに着手できます。

まず、本体カラーはベーシック。クラフト、ブラック、スレート、そしてホワイトの4色です。ヒーローアーツのカードストックも各色買い揃えていますが、本体として使うのは結局この4色が一番多いです。

こちらはクラフト。キットにも、これかブラックを使うことが多いです。お手持ちのインクの色で、と想定すると、やはりベーシックカラーになるからです。


サイズは4.25x5.5インチのA2です。ヒーローアーツと同じ寸法です。去年はローンフォーンのサイズでもカード作りをしましたが、小さいならいっそミニカード、通常のカードにはA2がいいかな?と感じました。

他社のものは8枚から12枚入りが主流のようなので、私もそうしようかな、と思いました。でも12枚も入っているなら全部同じじゃなくて何色か入っていた方がうれしいですよね。

しかし、だからと言って全色入りのアソートメントにすると、同じカードが10枚とか必要な方にはありがた迷惑。

ということで、5枚入りのセットにいたしました。これなら「クラフト1セットとグレー1セット」とか、「クラフトだけ2セット」とか、ご自分で好きな色を好きな個数選んで購入いただけると思ったのです。

MB&RBカードキットとブランド物のカードの最大の違いは、スタンプ用の白いカードストックがセットになっているところです。


だってカラーのカードだけ買ったって、スタンプしたり色塗りしたりできないでしょう?インクの乗りがよい白いペーパーを買ってカットしなければ、スタンプを使ったカード作りはスタートできません。

いつもキットに使っている白いカードストックを、カード本体より1/8インチずつ小さくカットしています。

さらに私も夫も実際にカード作りを楽しむ者なので、みなさんの求めているものを知っています。スタンプ用ペーパーの予備です!

カード本体1枚につき、2枚ずつスタンプ用ペーパーをお入れしています。



インクやスタンプの試し押しに、失敗した時のやり直し用に、そして、ダイカットして作ったパーツを貼り付けるタイプのカード作りにも対応できます。

カード本体5枚入りなので、スタンプ用ペーパーは10枚。


封筒は手作り、という方も多いからローンフォーンもヒーローアーツも別売りにしているのだと思いますが、でもカードって意外と急に必要だったりしますよね?

ラッピングペーパーで作り置きしておいた封筒も、作ったカードには雰囲気や季節が合わなかったり、これから作ろうにもさてどのペーパーを使おう…

で、結局無地の白封筒に入れてスタンプとマステでちょこっとアレンジ、という場合が私の場合、すごく多いんです。

ですよね(笑)?

なので、封筒5枚もセットにいたしました。


これだけ揃っていれば、すぐに作ってすぐに送れます。

我が家にはイケアの小さな木箱があって、その中にベーシックカラーのカードとスタンプ用のペーパーを入れてクラフトルームに置いています。

なのでカード作りをするときはそこから数枚ペーパーをさっと取り出してすぐに開始できます。夫も、「アイデアが浮かんだ!」と言ってはほとんど反射神経で(笑)その木箱に手を伸ばします。

スタンプやダイで表紙を作り終えたら、どれがいいかなー、とクラフトやブラックに重ねてカード本体を選び、最後に接着して出来上がりです。

クリスマスやバレンタインなどテーマカラーのある時はそれに合わせて作りますし、作ったカードとどうしても合う色がない場合は膨大なカラーカードストックから選びますが、たいていはベーシックな4色で間に合います。

いつもそれぞれ10〜20枚くらいずつ用意しておいて(試作をするのでスタンプ用ペーパーはその 4、5倍くらい)、少なくなってきたら作り足しています。

今回は夫が手伝ってくれたので、クロップパーティーから発売できる分くらい出来ました。

お好きな色をお選びいただけるとうれしいです!

クラフト。


クラフトカラーのカードは、ワッフルフラワークラフトのスタンプを使ったカード作りでも使用しています(スタンプ用ペーパーではなく、水彩用紙を使っています)。


これは仕上げの段階でタテもヨコもカットしていますが、元はキットと同じ寸法でした。

このカードには、直接スタンプして着色しています。


クラフト+白インクのカード作りも、私の定番のひとつです。


ブラック。


周りを黒で縁取ると、背景の淡いデザインのカードも引き締まります。


ホワイト。


見えるところだけインクパッドでこすって着色したり、大判のバックグラウンドスタンプでパターンにしたりと、白ならではの楽しみがあります。

背景のダマスク柄のバックグラウンドスタンプに使った色とカード本体の見えるところをこすった色が同じなので(パステルブルー【CP】)、統一感があります。

  
カード本体のカスタムメイドみたいなものだから統一感が出せるのは当たり前ですよね(笑)。


スレートは、グレーのクラフトカード。私も初めて取り入れてみたんです。


グレーのカラーペーパーではなく、あくまでもグレーのクラフト カードなので、雰囲気があります。上品なグレーというより、コンクリートっぽい無骨でエッジーな感じかな?

真っ黒ではなくややグレーがかったチョークボードブラックを選んで表紙を作ったので、カード本体はブラックよりもスレートの方がメインを引き立たせました。

発売は明日です。みなさまぜひご検討くださいますよう、お願いいたします!夫も「俺のキット」とドキドキしています(笑)。



1 comment:

  1. はじめまして!
    Kumikoと申します。
    いつもBlogやInstagramを楽しく拝見させていただいてます!(勉強になります)
    まりこさんの影響で、今月からProject Lifeを始めました。せっかくなので公開を、とBlogに載せることにしました。無謀ですが。
    お時間あれば、覗きにきていただけると幸いです。
    http://s.ameblo.jp/kmk-rnt

    これからも素敵な作品と楽しい記事を楽しみにしています♡

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