Tuesday, August 7, 2018

手作りカラースワッチとホイールで苦手を克服!ワッフルフラワークラフト8月リリースのご紹介とご予約受付開始のお知らせ

本日、ワッフルフラワークラフトの新商品のスタンプとダイのご予約の受け付けを開始いたします。今回のリリースは、これまでのアイテムとは目的がまったく異なるユニークなスタンプやダイを含みます。すでに英文で紹介記事を書いていますが、今日はCPガールズ目線で日本語で改めてご紹介したいと思います。

色ぬりは苦手、と開き直っていますが、できることなら私だってマーカーや水彩絵具でカードをきれいに仕上げたい!というのが本音です(カミングアウト・笑)。

私がマーカーや絵具を避けてしまう理由はいくつかあるのですが、そのうちのひとつは「どれにしようかな」と迷うのが苦痛であるということ。 

でもこのプロセスを楽しめる人たちっていうのもいるんですね。夫を見ていると、48色セットやら72色セットやらをどーんと並べては、鼻歌を歌いながらあれやこれやと紙の端っこに試して楽しそうに選んでいます。

そして、実際に塗ってみてから「これじゃなかった」と気づいても全然動じず、上から別の色を重ねてみたり、周りの色を変えてみたり、それでも思う通りに行かなかった場所は何らかの方法で隠したり。そういった行き当たりばったりの色ぬり作業を楽しいと思えるって、正直うらやましかったりします。

私は色の出方や時間が経過してからの変色などをきっちり把握していないと心から楽しめないタイプのクラフター。インクパッドでさえも、最初に使う色をこれとこれとこれ、と決めてセットアップしてからスタンプするくらいなんです。

私のようなアプローチをするメリットは、想定外の結果をある程度防げるため、失敗率が少ないところ。 でもデメリットの方が多いかもしれません。慣れたアイテムや、その中でもさらに安定の組み合わせにばかり頼ってしまって、新しい発見がなくなり、トレンドにも取り残されてしまいます。

水彩絵の具やマーカーなどにもっと親しみたい、でもどんなふうに発色するか分からないと言う不安は取り除きたい、なんていう私のようなジレンマを抱えていらっしゃるクラフターさんにお勧めしたいのが、スワッチ作りです。

ディストレスマーカーは、これのおかげでだいぶ安心して色選びできるようになりました。


一時期大人気だったダウバーインクも、スワッチを作ったことによってかなり出番が増えたように思います。


シャドウインクが好きすぎてそればっかりになり、今では自分で使用禁止令を出しているくらい(笑)にまで慣れ親しんだのも、スワッチのおかげ。


私の場合、色見本が手元にあるかないかで気持ちがだいぶ違ってきます。でもそれは、信頼できる見本かどうかであることに左右されます。

インクやマーカー、水彩絵具などのパッケージの裏やブランドのサイトからダウンロードできる色見本もありますが、印刷されたものと実際の発色は違うことが多いんですよね。塗った直後はよくても、時間が経って乾いた頃に見ると違っている、なんていうこともよくあります。

信頼できる色見本を作るには、「どれだけいつもの環境に近づけられるか」が重要だと思います。 つまり、自分がいつも使うペーパー、いつも使うアプリケーター(筆やインクブレンディングツール、スポンジダウバーなど)、そして自分のいつもの癖や好み(筆圧高めvs低め、濃いめ好きvs薄め好き)などを反映させれば、より実用的で信頼できるスワッチが作れるということです。

スワッチ作りは時間のかかる作業かもしれませんが、私にとっては十分投資価値のある時間です。急がば回れ(笑)!「どうなるのかな?」という不安を減らし、毎回確実に思った通りの色ぬりをするには、相当の回り道だけれど手作りスワッチを手元に置くしかありません。

唯一少し苦手意識が緩和してきていた顔彩耽美【CP】。これをマスターするためにスワッチを作らねば、と一体何年くらい思い続けてきたことでしょう(笑)。


ワッフルフラワークラフトのニナから新作のブログホップ参加のお誘いを受けた時、「顔彩耽美でOKなら!」と引き受けました。

最初はこのメインのセット、Color Swatches【CP】の右端にあるラベルをテンプレートにしてスワッチ作りをしようと思っていたのですが…


透明度・不透明度も同時に示せるこちらのSwatch Stampセット【CP】を使うことにしました。



お持ちの方ならお分かりいただけるかと思いますが、顔彩耽美には色素(ピグメント)多めの色もいくつかあるんです。色素は個体(粉)なので染み込まず、ペーパーの表面で乾きます。

色を塗って乾かしたら、インクでスタンプした線が曇ってぼやけてしまったりすること、ないでしょうか?それはピグメントがインクの上に乗ったまま乾いているからです。

はっきり黒のまま乾くか、それとも白っぽく曇るか、つまりインクの透明度・不透明度(ピグメントの量)を測ることができるのが、この黒のバーの部分というわけです。



これで見ると、顔彩耽美の紅は黒のインクでスタンプしたラインにほとんどピグメントの影響を与えないことが分かります。

黄はピグメント多め、他、白群なども黒インクのスタンプラインを曇らせることが分かりました。


2x2インチにカットしたペーパーにスタンプを押し、1色につき1枚のスワッチを作ってポケットスリーブに入れました。バラバラに作れば、24色めで大失敗、なんていう不安が防げます(笑)。


これ【CP】ならすでにたくさん持っているし、失敗しても最初からやり直し、なんてしなくて済むし、もしも色が増えてもその分追加するだけ。我ながら名案です!


私は「赤と黄色を混ぜてオレンジ」とか、「青と赤を混ぜて紫」のようなアーティストみたいな混ぜ方はほとんどしないのですが、「赤に白を混ぜてピンク」、「緑に白を混ぜてミント」というように、パステルカラーの自作はよくやります。

混ぜる白を多くすれば多くするほど不透明になってソフトな色合いになっていくわけですが、それを段階で示すガイドもあったら便利かなと思い、カラーホイールのスタンプを使って作ったのがこれです。



中心に向かうにつれて白の分量が多くなっています。これがあれば、どの色がどの程度までパステル調にできるか、一目瞭然です。

これはダイとのセット、Color Wheels Combo【CP】の方が絶対楽しい!


 カラーミックスガイドが作れるんです!


自分の持っているマーカーでこんなのが作れる日が来るなんて、想像もしていませんでした!

白を混ぜてふんわり優しいパステル風のキレイ色にすることもありますが、逆にそのままの色ではカラフル過ぎて雰囲気に合わず、あえて黒を混ぜてグランジーなキタナ色(笑)に近づけたい時もあります。

なので、 中心に近づくにつれて黒の分量を多くしたシェーディングガイドも作ってみました。


カラースワッチとホイールを手作りしたら、その実用性をさっそく試したい!ニナは我々の要望をよくしているんですね(笑)、テンプレートのリリースにこんなデザインのスタンプも含まれていました。日本人イラストレーター、カモさんによるAdventures【CP】です。


水彩で色つけしやすい画風である上に、子供たちが登っている木には葉っぱもお花もありません。絵心がなくても思わず筆を入れてしまいたくなるデザインではありませんか!

私は桜の木に見立てたかったので、ピンクに仕上げることにしました。顔彩耽美の24色セットには赤系が3色入っていますが、どれに白を混ぜると一番桜の花っぽく見えるか、自作したガイドのホイールのおかげで迷わず選ぶことができました。



子供たちが来ているオーバーオールはデニムの色に近づけたかったので、6色の青系から一番それらしいものをピックアップ。


ヘタくそなのは変わらないけれど(苦笑)、それでもここまでたどり着くまでの不安や迷いやかかった時間は、スワッチやホイールがなかった時とは雲泥の差。

勢いで決めてしまうこともたまにはあるけれど(引越しとか結婚とか・笑?)、カードの色ぬりとなると石橋を叩いて叩いて叩きすぎて作品にならない、ということもあるくらいなので、私の場合、スワッチやホイール作りはまさに「急がば回れ」。良い商品に出会えて幸せです。

メインのスワッチスタンプでは、コピックマーカーの色見本を作りました。


24色のスワッチが作れる巨大スタンプで、これを並べていくと48色、72色…とどんどん増やせるのが売りみたいなんだけれど、私はあえて部分的に使って16色のスワッチを3x4インチにカットしたペーパーに。


というもの、コピックマーカーはほんの去年の秋に夫がスタンプカーニバルで買ったのが初めてで、その後アメリカに戻ってから増やしたけれど、今はまだこれしか持っていないのです。



最初から48色セットとか72色セットとかの完結版として売られているマーカーなら1枚にすべてのスワッチをまとめるのも良いかもしれませんが、少しずつ買い足していくものならこの方が増やしやすそうでしょう?

コピックマーカーは、ムラをなくそうと何度も塗り重ねるうちにどんどん濃くなっていくところが苦手なので、だったら最初から「どこまで濃くなるか」が分かっていればストレス軽減できるかな?ということで、1度塗り、2度塗り、3度塗り、と3エリアに分けてみました。


それぞれのスワッチにインディケーターが入っているので、線など引かなくても3分割するのは簡単です。 

もともとは2色を混ぜたスワッチを作るのが目的のスタンプのようです。グラデーションが上手になりたい方は、練習用のテンプレートとして使うのも良いと思います。

長年の苦手を克服して、 水彩やマーカーでの色ぬりを心から楽しめるようになれる気がしています。次はピンクフレッシュスタジオのリキッドウォーターカラーのスワッチを作るぞ〜!

ワッフルフラワークラフトの8月リリースのご予約の受付は、本日夕方より開始いたします。

http://www.crop-party.biz/SHOP/56842/83319/list.html

ワッフルフラワークラフトの商品券が当たるギブアウェイ企画にもぜひご参加ください。月曜日のブログホップ記事にコメントすることで自動的にご応募となります。

日本語でも英語でもどちらでもOK!私もみなさまの声をお聞かせいただける機会をとても嬉しく思っています。まだの方、ぜひ!

それではみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!


1 comment:

  1. Love your color wheels and LOVE the cherry blossom effect on the boys climbing trees die. Very nice.

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