その前に...
ジョージア&アラバマ旅行から帰って来て以来見当たらなかったマーサのディテールばさみ。不便を感じながらも「必ず出てくる」と信じて他のはさみで代用していたのですが、昨日の夜、「もう限界!」。
朝イチで新しいものを買いに行きました。
刃物ってずっと使っているとそれに慣れてしまい、刃を付け替えたり、研いだり、買い替えたりして初めて「ああ、元はこんなに切れ味がよかったんだ!」と鈍くなっていたことに気づいたりしますよね。
6年ほど使っていたものと新品、どんなに切れ味が違うものかと興味津々で取り掛かったのでした。
オーバルスウィングカードのテンプレートを使います。
今日はシャープペンシルではなく、パイロット社のフリクションという消せるインクペンでしるしを付けます。
日本製です。日本にお住まいの方なら誰でもご存知のペンなのかもしれませんが、私は感動しました。ペーパークラフトにぴったりのフィーチャーがあります。
シートの左下にあるメインカードのテンプレートを台紙にしたいカードストックにあて、溝に沿ってなぞります。
スペースの関係でテンプレートが重なっています。この楕円は無視です。
しるしを付けました。
まわりの直線をカットし、まん中に2本入っている山折り(mountain fold)と谷折り(valley fold)のラインに折り線を付けます。
定規をあてて筋を付けることも出来ますが(昨日の記事参照)、スコアリングボードがあるとよりくっきりとした線になり、作業も早いです。
楕円部分を飛び越えて続きのラインをスコアリングします。
楕円の部分はクラフトナイフで切り込みを入れます。
キレイにカットするコツは、クラフトナイフを持つ角度や腕の位置は変えず、支えている反対の手でペーパーの方を回すことです。
折り線と切り込みが入りました。楕円部分にはスコアラインが入っていません。
左のラインを山折りに。
右のラインを谷折りに。
横から見るとジグザグになります。
しるしを消します。フリクションは、摩擦によってインクが透明になります。ペンの反対の先でこすります。
キレイに消えました。
なぜシャープペンシルよりもこちらの方がやりやすいかと言いますと、消しゴムと違って消しかすが出ないからです。
常に消しゴムの角を使っているような感覚なので、ピンポイントで狙ったところを擦れるのも非常にペーパークラフト向きだと感じています。
のこりの5つのテンプレートでパーツをカットします。好きなパターンペーパーを使ったり、スタンプやステッカーで飾ったりする部分ですので、裏表のあるペーパーの場合は伏せて裏側にしるしを入れます。
先ほど無視した楕円もカット。
昨日の夜の試作では、この時にハサミに限界を感じたのです。やっぱりいいわ、マーサのディテールばさみ!
興味津々だった、新品の切れ味。予想外に、感動はありませんでした。つまり、6年も使っていた前のものと変わらないということ!
紙以外のものに使わないようにしたり、のりが付着したらすぐに拭き取るなど、大切に使ってはいましたが、特に刃を研いだり磨いたりという手入れはしたことがありません。
刃物は消耗品っていうけれど、マーサのディテールばさみ、命は思った以上に長そうです。今度こそ無くさないように大切にします!
パーツをすべてカットしました。
メインのカード台紙に貼り付けていきます。
一カ所だけ順序があります。軸の部分です。
楕円の前にこれを貼り付けます。
その上から楕円を重ねるように貼ります。左右のパネルも貼り付けます。
左右のパネルは、裏にしるしを付ける前提での「right side」、 「left side」になっています。
山折り、谷折りにして、カードを閉じます。
楕円が回転(スウィング)して反対側が現れます。
ここに小さい方の楕円を貼り付けます。こちらがカードの表紙です。
できました。
左右に引っぱるようにカードを開くと...
楕円部分がスウィングし...
大きい方の楕円が現れます。
CHAではこんなサンプルを見ました。あんまりそそられないなぁ(苦笑)。
MB流スウィングカードは、KPで!
ケリーのモナミコレクションのペーパーとステッカーです。
左右を引っぱって開くと...
ブランクの楕円。ここにメッセージを書く予定です。
好きなパターンペーパーをカード作りにも活かしたいと常々思っていたけれど、マットにするくらいしか思い浮かばず、あまり実行できていませんでした。
このテンプレートのおかげでもっとカード作りの幅が広がって行きそうです。
昨日は67人もの方がランキングの投票をしてくださいました。報われます。ありがとうございました。
今日も応援よろしくお願いいたします!
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