アメリカに戻って来てからは、怒涛のリサーチ!メーカーのサイトを比較したり、一般ユーザーさんのレビューを読んだり、YouTubeのビデオも少なくとも30本は見たと思います。
ほぼ決めてはいたのですが、「やっぱり実物を見て、触って、可能なら試させてもらってから決定しよう」と、1月のCHAを待ってから購入することにしました。
候補に挙げていた2つのマシンに触れて、私が選んだのは…
ザッターのバインド・イット・オール【CP】!
なんと言ってもコンパクト!片手に乗るサイズですが、マシンは安定感が命 。土台の部分は金属で、見た目よりもずっしりです。筋力のない私は10秒でプルプルしてきました(笑)。
応用色々、あったらクラフトが何倍も楽しくなるツールですが、明日の発売に向けて、基本中の基本の情報をお伝えしようと思います。
まず、バインド・イット・オールっていったい何?初耳なんだけれど?というみなさん。これは平たくいうと、「ペーパーに穴を開けてスパイラル綴じにする道具」です。
スパイラル綴じと言ったら、普段使っているノートやメモ帳、カレンダー、それに我々CPガールズにとってはゲット・トゥー・ワーク・ブックが身近なアイテムでしょうか?
私にとってはこの直系の大きなスパイラルワイヤーがGTWBの萌えどころのひとつだったりするんですが(笑)、そうなんです、バインド・イット・オールがあれば、コピー用紙のような薄いものから、カードストック、チップボード、ビニール、プラスチック、メタルシートに至るまで、こんな風にスパイラル製本することが可能なのです。
ワークショップで作ったミニブックもこの通り!これがやりたくてやりたくて…大満足です!
「穴をあける」、「ワイヤーをとじる」の2つのメイン機能を基本の使い方のご説明とともにご紹介いたします。
新しくデザインした「SPRING」のスタンプ(サマー、フォール、ウィンターと来たんだから、もちろん作りましたよ、スプリング!)が届いたら作る予定の2017年春のミニブック。ペーパーには色味の優しいピンクフレッシュスタジオのリヴ・モア【CP】を選びました。
6x6インチのパッドのペーパー【CP】を カットし、5x5インチにしてスタートです。
カットしたくないページは先に抜いておきます。
1インチのボーダーは、バナーやラベルに再利用。無駄なしミニブック作りが楽しいのです!
さて、ここまではトリマーの仕事。ここからがバインド・イット・オールの登場です。
後ろのつまみを引き出して…
本体を安定させます。
これで重ねたカードストックやチップボードにかかってこられてもバッチリです。
穴あけには設定が4つあります。
5インチのペーパーの端から等間隔のところに穴をあけるには、「C」のカバーを選びます。
上から見ると、こんなふうになっています。このパーツはペーパーストップガイドと言って、A、B、C、Dのそれぞれに役割と位置があります。
ペーパーを差し込みます。
ペーパーストップガイドにきちっと合わせます(マシンを正面から見て右側に合わせます)。
ペーパーが浮かないように上から軽く抑えながら、レバーを向こう側に倒します。
一度に6つの穴があけられます。
左右対称にするには左にもう2つ穴が必要です。継続的にパンチするには、ペーパーストップガイドを「B」の「Continuous」にセットします。
上から見ると、スロットの延長線上に突起があるのがわかります。
すでにあいている穴をここに差し込むと、間隔がぴったり合うようになっているのです。
裏から見た様子。しっかりと差し込んで固定させます。
この状態で、ペーパーの左側が浮かないように上から軽く抑えて…
レバーを向こう側に倒します。
左右対称、等間隔に8つの穴があけられました!
チップボードもプラスチックも行けるくらいなので、カードストックなら4、5枚、それ以上重ねてまとめてパンチできます。ただし力が要るので、筋力に自信のない方はほどほどに〜。
全部重ねて穴の位置がバッチリ合っているのを見るのは快感です(笑)!
写真を貼って仕上げる段階までページの順序は決めたくないので、スプリングミニブックはまだスパイラル綴じにはしません。
次のステップはすでに出来上がっていたウィンターミニブックでデモンストレーションいたします。
ワイヤーにはいくつかのサイズとカラーがあります。写真を貼ったりチップボード、ウッド、パフィステッカーなど立体的なエンベリッシュメントで飾るとかなり厚みが出るので、アルバム用には直系の大きめのものが良いと思います。
私は直系1.25インチのワイヤー【CP】のブラックを選びました。 ワイヤーはどのサイズもすべて長さ12インチです。必要に応じてカットして使います。
他の直系でもシミュレーションしてみたんですが、1.25インチでないと膨れてリングの反対側が広がってしまう感じでした。ミニブック、知らず知らずに意外と欲張っているかもしれません(笑)。
5インチの幅に8つの穴をあけたのは、スプリングミニブックの途中までと同じです(もともと2穴のリング綴じにしていたので、ホールパンチであけた丸い穴もあります)。
端から8つ数えて…
ペンチでカットします。
レディ・トゥー・ゴー!です!
ページの穴をそれぞれのリングに通す前に、気をつけることが1つあります。それは、裏表紙をトップに持ってくることです。
一番下になっているページ(裏表紙)をそろりと引いて…
同じ向きのまま…
表紙の上に重ねます。
全部通すと、裏表紙の内側(上側)がトップにきます。
ここでザッター、バインド・イット・オールの登場です。
バインディング機能の方には、ワイヤーの直径の数だけ設定があります。
幅を簡単に決められるアクセサリーがついています。
あらゆるワイヤーサイズに対応。
私は1.25インチのワイヤーを使うので、こちらがガイドになります。
マシンの幅のセッティングのガイドになるだけでなく、使うワイヤーの直径のチェックにもなります。
複数のサイズのワイヤーをお持ちだったり、パッケージを捨ててしまった後などに助かるかもしれませんね。
ガイドとしては、こんなふうに使います。
ダイアルで調整して幅を決めます。緩めよりも、プラスチックのガイドが挟まって立つくらいキツめの方が上手くいくようです。
リングの部分を差し込みます。一度にクローズできるリングは6個ですので、どちらかに寄せます。
レバーを倒せば…
最初の6つがとじました。
位置をずらして残りの2つも…
クローズしました。
前に持って来ていた裏表紙を…
めくって…
後ろに戻せば…
できあがり〜〜!
萌える(笑)。
1.25インチでもこんな感じ。すでに綴じたいミニブックのページが完成しているのなら厚さを測ってワイヤーの直径を決めることができますが、これから写真を貼ったりエンベリッシュをする、という方は厚めに見積もったサイズを選ばれると良いと思います。ご自分が思った以上に膨れます。
直径小さめのワイヤーは、厚さのあるエンベリッシュメントを避けて作ったものや、またはページ数の少ないミニアルバムに。
自作ノートも小さめワイヤーでいいかもしれません。
ちなみにこの「D」のインナーページ(Inner Pages)という設定は…
ノートなど、中のページをカバーよりひとまわり小さく作りたいときに便利な設定です。
アルバムなども、よりプロフェッショナルな仕上がりになることでしょう。
発売は明日夜9時。実はもうひとつ、同じブランドからツールの発売があるんです。
ボウ・イット・オール【CP】、夫はこちらのツールに夢中です!
誰でも簡単に完璧なリボンが作れちゃうボードツールです。夫はもう「目をつぶっていても作れる」んだそう(笑)。
決してやらせでも演出でもなくて、本当にはまっているんです。実は入手したのは2月の初旬、バレンタインデーの前のことでした。
そこでマイケルズでバレンタイン向けの赤やゴールド、ハート柄のリボンをたくさん買って練習したりサンプルを作ったり、ブログ用に写真を撮ったりしていたんですが…
発売が予定よりうんと遅れちゃって、季節はずれに。ブログにはすでに撮ってある写真を使うよ、と言っているのに、クロップパーティーからの発売が明日と知って、「やり直しさせて」なんていうではありませんか。
今日のプールの帰り、わざわざイースター向けのリボンを買いにマイケルズへ寄って、エッグ柄とか春色とか、このピンク色のギンガムの幅広リボンとか買って帰って来ました。本気だったとは(笑)!
夕方、他のことをしていて忙しいのに、「撮って!撮って!」とクラフトルームから呼ばれ、要らぬこだわりに付き合わされました(苦笑)。
このピンクのリボンは妹のトイプードルのななちゃんの首輪にするんだそうで、「ナナ・ボウ」と呼んでいました。そんなもん着けたら他の3匹のミニチュアダックスにアタックされてボロボロになるけどね、一瞬にして(笑)。
明日はこのツールについて詳しくお話ししたいと思います。夫の自慢の作品、見てあげてください。ホントにすごいの作ってるから(笑)。
バインド・イット・オール、ボウ・イット・オール、いずれも明日夜9時の発売です。どうぞよろしくお願いいたします!
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