私も気になって問い合わせをしたのは、去年の暮れでした。あまりの人気で商品の生産が追いついていないと言われ、また、提示された仕入れ値が定価に対してとても高かったこともあり、その時は保留になりました。
その後、リクエストボックスを設けると、購入したいお客様が大変多くいらっしゃることが分かりました。
もう一度コンタクトした時は先方も前向きだったのですが、仕様を変更したり、別の製造工場を探したりしていたそうで、具体的なお取り引きまではたどり着かず…
そして半年もたった昨日、急に連絡があったのです。
本来なら私が先に購入し、品質や使い心地を確かめてから仕入れを決め、準備を万端にしてから販売するべきところでしょう。しかしあまりにもリクエストが多かったので、これ以上お待たせするより実現させちゃおう!ということでふーこ店長にご相談して決めたのです。
昨日はちょうど水曜日だったので、ご希望の方に確実に購入いただけるよう、予約制での販売からスタートすることにいたしました。
完全予約制にして通常販売をしない方向、というわけではありません。ご予約の個数にプラスしてショップ用にも仕入れをいたします。
しかし、取り引きの契約上、後から気軽に3つ4つ追加できるような形ではありません。一度にある程度の個数を購入することに同意した上での取り引きであり、また、発送方法もスタンプやダイの会社からとは違う特殊な方法になるため、そう頻繁には再オーダーできないと思います。
入荷連絡希望者さんが多ければもちろん仕入れの順序を優先させ、再入荷も早まりますが、お待たせしてしまう可能性もあります。
ですので、気になっているみなさん、ぜひぜひこの機会にご予約くださいますようお願いいたします!
さて、ミスティ。ミスティ(MISTI)は、Most Incredible Stamp Tool Inventedの頭文字をとったものです。
これまで発明されたスタンプツールの中で最も素晴らしいもの!
なんのアナウンスもなく唐突に予約アイテムコーナーに現れたため、私に直接メールで、またはクロップパーティーを経由して、多くのお問い合わせやご質問を受けました。
なるべくお応えできるようにはしたのですが、こちらが夜になってしまい、販売元からのメールが途絶えてしまったため、一部のお客さまへのお返事がまだの状態かと思います。
取り扱いの決定自体が急だったため、情報不足のまま公開してしまい、混乱を招きましたことをお詫びいたします。
みなさまからのご質問の内容をまとめて深夜のうちにメールしましたところ、今朝回答をいただけましたので、商品の基本情報とともにご説明いたします。
それではいったいミスティとはどんな道具なのか?
もっとも簡潔に表すと、「クリアスタンプを使用する際のアクリルブロックに相当するプレートとペーパーを置く土台がヒンジ(蝶番)で繋がった道具」といったところでしょうか?
この画像だと右にあるのがアクリルブロックに相当する透明のプレート。左側の黒いパッドがはめ込まれた部分にスタンプを押すペーパーが置かれています。
ヒンジで繋がっているため、ペーパーとクリアスタンプの位置を決めたら何度押してもずれません。
検索するとたくさんの素晴らしい活用例が出てきますが、こちらのビデオで基本の使い方と特徴がご覧いただけます。
同じところにスタンプできるので、失敗してももう一度インクを付け直して押すことができます。また、同じデザインのカードの複製が容易なので、大量生産にも最適です。
グリッド(マス目)が付いているので、まっすぐにボーダースタンプを押す、または等間隔でボーダースタンプを並べる、といったことも得意です。
決めたところにスタンプできるので、先にダイカットしたペーパーを土台に固定し、均等な余白をつけてスタンプを押す、ということもスムーズにできます。
構造上、圧力が均等に掛けやすくなっているので、線の一部が太くなったり擦れたりというのも防げます。
この紹介ビデオが作られてから、仕様が少し変わっています。ビデオでは、トップのアクリル板のグリッド(マス目)は印刷されたものになっています。
アクリルに印刷されているため、使っていくうちにグリッドが擦れて消えてしまったり、クリーナーの使用で溶解してしまう可能性もありました。
この度クロップパーティーが購入するのは、レーザーのエッチングでグリッドが入った改良版です。レーザー処理をしてくれて、かつ値段を抑えられる工場を探すのに苦労したとのことでした。
レーザーエッチング、つまりアクリルを彫ってあるので、こすっても消えません。グリッド入りのアクリルブロックを想像していただければと思います。
本体には、マグネット2個、フォームインサート、グリッドペーパーのサンプルが付いてきます。
マグネットは、ペーパーを抑えて固定させるためのものです。強力マグネットなので、厚めのカードストックでも大丈夫とのこと。
別売りのマグネットだけのものも販売しているそうですが、非常に割れやすいため、発送途中のダメージに責任が持てず、小売店には卸さない方針だそうです。
マグネットの厚みさえ近ければ国内のホームセンターや100円ショップで取り扱いのあるもので代用できると思いますので、もしも2個以上必要な時はお近くで探されるとよいと思います。
黒いフォームのインサートパッドは、土台とアクリル板の距離を調節するものです。クリアスタンプは薄いため、インサートを入れた状態で使用します。
クリングスタンプはゴム面、クッション(スポンジ)、クリング面と層が多くて厚みがあるため、このインサートを外して使います。
グリッドの入ったペーパーのサンプルも付いてきます。これは、土台側に置いてペーパーやスタンプの位置を決めるためのガイドになります。
アクリル面のグリッドとぴったり合わせられるため、あれば非常に便利ですが、なくても使えます。
こちらには冊子状の別売り【CP】があります。
50枚綴りとお得なので、あるといいかもしれません。
あれこれとYouTubeを見ていたら、「スタンプの位置はそのままに、ペーパーの方を少しずつずらしながらボーダーやバックドロップを押す」という使い方をやってみたくなったので、私は買おうと思います!
クリアよりウッドスタンプ派の私は日常的にスタンプポジショナーを使っており、重ねて仕上げるタイプのクリアスタンプもそれを使って押しています。
例えばこんなスタンプを使う時も…
ね、手前にL字型のスタンプポジショナーキットのピースが写っています(笑)。
ですが、細かいものだとやっぱり苦しい!
しかし、花びらを何層にも重ねていくバラやピオニーのスタンプも、ミスティがあれば怖くない?
ただいまご予約受け付け中のWプラス9にも、「ミスティがあったら」なデザインがいくつか。
例えばバラ【CP】。
本体+花びらのディテール、くらいならまだいいのですが…
茎や葉までコーディネート、となると、失敗率がぐんと高くなってしまいます。
簡単そうに見えるかもしれないけれど、これ、ハラハラ、ヒヤヒヤ仕上げでした(笑)。
「hello」【CP】も本体とふちの2層のレイヤーになっているんです。
私はこのカードを作ったっきり燃え尽きちゃっていましたが(笑)、ミスティが手に入ったら再登場の可能性もあるかもしれません。
「好きなんだけれど、失敗しやすいから」としまい込んじゃっているスタンプ、みなさんももしかしたらあるのではないでしょうか?
ミスティに期待しましょう!
Wプラス9のスタンプと共に、来週月曜日夜9時までご予約を承ります。どうぞよろしくお願いいたします。
いつも応援ありがとうございます!
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